sinamoに初めて参上。内装が凝っているのは外から見ても分かるのだが、中に入ってみるとまた違った感じで新鮮だ。エクボの姉妹店だが、エクボ同様に鏡を効果的に使っている。
注文したのは「Aランチ(780円)」。主食が「パンチェッタと賀茂茄子のクリームソース・フジッリ(ショートパスタ)」。エクボと一緒でそこそこおいしい。
某嬢の男友達がほしいというリクエストにお答えして開いた飲み会。研究室の精鋭を呼び集める。木屋町ホッピーにて。
週末と言うこともあり、混んでいて2時間で追い出されるが、なんとお会計が1,900円。あまり飲む人がいなかったとはいえ、お腹いっぱいでこの価格は魅惑的すぎる!
23時前に散会したので、1人でお口直しをしにACE CAFEへ。りんごとブルーベリーのタルト(500円)をいただく。そこそこおいしい。
カフェに置いてあった季刊のおしゃれ系雑誌を夢中で読む(雑誌名は失念)。辺り一面の平原にぽつんと存在するコンクリート打ちっ放しの建物の写真があまりにも美しかった。まるでどこかの国の古代遺跡のような佇まいに見えたのだが、日本で戦時中に作られた「トーチカ」と呼ばれる建物らしく、敵の爆風を避けながら機関銃などで応戦するためのものらしい(このページ参照)。
自分が感じた美しさと、トーチカの恐ろしい目的の間のギャップに驚いてしまった。トーチカは米兵をいかに殺すかを考えた末にできあがった建物だろう。殺人という負の物体を、自分が一瞬でも賞賛した事実が強く自分にのしかかる。
しかし、考えてみれば、他の建物にだってこの矛盾は存在しているはずだ。人々は、エジプトのピラミッドもヨーロッパの宮殿などの写真を見て、美しいと賞賛する。ピラミッドや宮殿にだって負の側面はあるだろう。ピラミッド作成では強制労働させられた人の数は膨大だっただろうし、宮殿を造るための栄華の裏には数多くの虐げられた人がいるはずだ。
建物は作られた時代の正の面も、負の面もそのまんまに映し出す。と同時に、見る我々の時代の正と負も映し出す。その4つの正負に目を向けることができてこそ、いっぱしの現代人といえる気がする。トーチカの過去の負のイメージに目を向けることも大事だし、今、直感的に感じた「美しい」という感情にも向き合わなくてはならない。そうやって、昔の正しかったところ、今の考え方の間違っているところを探していこう。
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