VC++の使い方

VC++の使い方 > チュートリアル > VC++入門 > プロジェクトって何!?
このページの内容
概要:プロジェクトとは?
helloworldプロジェクトを作ってみよう!
helloworldプロジェクトの中身
ビルドしてみよう
まとめ
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概要:プロジェクトとは?

プロジェクトの中には、実行ファイルを作るために必要なファイルが含まれています。開発者は実行ファイルを作成するために必要なソースファイルやヘッダファイル、(必要な場合は)アイコン・ビットマップ・リソースファイルなどをプロジェクトの中に追加する必要があります。

また、1つのプロジェクトからは、1つの実行ファイルしか作成できません。(ここで言う実行ファイルとは、Win32アプリケーションやMFCによって作成したアプリケーション、DLLファイルなど、VC++6.0を使って作成できるファイルのことです。)


さて、まとめてみるとこんな感じです。分かりましたか? 「その位、分かってるわ!」っていう人は、このページのこれ以降は読まなくて大丈夫です。訳分からなくても安心してください。これから詳しく説明していきます。上の説明で分かる人はごく一部だと思います。

ここからは、VC++6.0が自動で作成してくれる『標準的な"Hello World!"アプリケーション』プロジェクトを作成しながら、プロジェクトについて解説していきます。余談ですが、helloworldプロジェクトとHelloジェクトは別物です。Hello!プロジェクトについて知りたい人は、こちらをご覧ください(笑)

helloworldプロジェクトを作ってみよう!

まず、VC++6.0を起動してください。VC++6.0を前提とします。メニューの『ファイル > 新規作成』を選んでください。下のようなウインドウが表示されると思います。

プロジェクトの新規作成
プロジェクトの新規作成


(1)〜(3)ができたら、OKボタンを押してください。OKボタンを押したら、次のようなダイアログが表示されます。

プロジェクトの新規作成2
プロジェクトの新規作成2

ここでは、『標準的な"Hello World!"アプリケーション』を選択して終了ボタンを押してください。

空のプロジェクト
VC++はソースファイルやリソースファイルを生成しません。つまり、プロジェクトにはファイルが含まれません。
単純なWin32アプリケーション
Win32アプリケーションの基本的な要素を含んだソースファイルやリソースファイルを生成します。全てのWin32アプリケーションに共通する冗長な部分を、VC++が作成してくれます。
標準的な"Hello World!"アプリケーション'
Hello World!"と表示するアプリケーションを生成します。これに関しての詳細はここで述べます


終了ボタンを押すと、ダイアログに次のようなメッセージが表示されます。

標準的な "hello world" アプリケーションが作成されます。
メイン: helloworld.cpp
プリコンパイル済みヘッダー: Stdafx.h および Stdafx.cpp.
リソース: helloworld.rc, resource.h, small.ico および helloworld.ico

OKボタンを押して進んでください。

helloworldプロジェクトの中身

さて、VC++がhelloworldプロジェクトといくつかファイルをプロジェクトに追加たわけですが、どのような状態になってるか『FileView』で確認してみましょう。

『FileView』は、VC++のウインドウ内の左側(IEのお気に入りと同じ場所)に表示されています。表示されていない場合は、メニューの『表示 > ワークスペース』を選択すれば表示されます。

helloworldプロジェクトの中身
helloworldプロジェクトの中身

上図のように、プロジェクトでは各ファイルが階層的に管理されています。helloworldは、2つのcppソースファイル、1つのリソースファイル、2つのアイコンファイルを含んでいます。readme.txtというのもありますが、これは実行ファイル作成に直接は関係ありません。また、外部依存関係と言うのもありますが、ここでは無視してください。

ビルドしてみよう

helloworldプロジェクトからは、helloworld.exeというアプリケーションを作成できます。プロジェクトから実行ファイルを作成することを『ビルド』と言います。


では、さっそく、helloworldをビルドしてみましょう。メニューの『ビルド > ビルド』を選択するか、F7キーを押してください。下の方のアウトプットツールバーに以下のようなメッセージが表示されれば成功です。失敗した場合は、VC++を終了して、作成したプロジェクトのフォルダを削除して、もう一度最初からやってみてください。

-------------構成: helloworld - Win32 Debug-------------
リソースをコンパイル中...
コンパイル中...
StdAfx.cpp
コンパイル中...
helloworld.cpp
リンク中...
helloworld.exe - エラー 0、警告 0

ビルドが正常に終了したので、helloworld.exeが作成されました。このアプリケーションは、

c:\myprogram\helloworld\Debug\

に作成されています。実行するには、エクスプローラーでこのフォルダを開いて、helloworld.exeをダブルクリックしても良いんですが、VC++から起動することもできます。メニューの『ビルド > 実行 helloworld.exe』を選択してください。Ctrl+F5でもいけます。次のようなアプリケーションが表示されるはずです。

helloworld.exeはこんな感じ
helloworld.exeはこんな感じ


以上のようにプロジェクトは実行ファイルを作成することができます。ここでポイントになるのが、1つのプロジェクトからは、1つの実行ファイルしか作成でないということです。ただし、ここで言う実行ファイルとは、Win32アプリケーションやMFCによって作成したアプリケーション、DLLファイルなどのVC++6.0を使って作成できるファイルのことです。

つまり、別のアプリケーションを作りたかったら、別のプロジェクトを作成しなければいけません。作成したい実行ファイルの数だけのプロジェクトが必要ということです。

まとめ

さぁ、どうでしたか? いきなり全部理解するのは難しかったかもしれませんが、最初はなんとなくの雰囲気をつかめればよいと思います。このページのまとめは、、、すでにこのページの一番上に書いてあるので略しますね(^^;