引き続き両国の江戸東京博物館へ遊びにいく。建物がどことなく京都駅に似ていたが、調べてみたら建築家は異なるようだ。
江戸東京博物館は菊竹清訓さん建築だそう。エキスポタワーや京都信用金庫の各店舗のデザインも彼の作品。対して、京都駅の建築家は原広司さん。他には梅田スカイビルや札幌ドームの作者でもある。建築家を調べるのも知的好奇心がそそられて面白い。
さて、その江戸東京博物館だけど建築家調べどころではなく好奇心を刺激された。まず、特別展は「江戸の学び−教育爆発の時代−」。寺子屋が発達していた江戸時代、農民までもが寺子屋で学び、当時世界一の識字率だったようだ。江戸は世界唯一の百万都市だったようだし、日本実はすごい。
教育好きのわたくしとしては、当時の子どもが学んでいた姿が想像できて大満足。当時は先生がマンツーマンで教えていたようだ。繰返し字を書くのが基本で、その甲斐もあってか、びっくりするぐらい達筆だ。そんな達筆な字で東海道の宿場町を書く練習してるノートを見させられたら悶えるしかない。サボる子もいたようなのだけど、お江戸の寺子屋はそういう子にも寛容だったみたい。
時代が進み、明治の幕開けとともに一斉教育が始まる。身分からは解き放たれ、学力さえあれば偉い官僚になれる時代がやってきた。その分、生徒のおおらかさは失われた。そして学歴社会の現代へと繋がっていく。教育はどうあるべきなのか考えさせてくれた。
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