梅田へレ・ミゼラブルを見に行く。登場人物が多いので前もって予習していたのだけど、別のポイントでつまづいた。感情表現やストーリー展開が全て歌で行われているのだ。しかも、その歌詞が、オリジナルの英語を無理矢理和訳してメロディに乗っけた違和感ありまくりの代物で、うっかり聞き逃してしまうと場面把握や感情移入が一切できなくなってしまうのだ。
たださえ難解なのに、さらに、原作を読まなければ解らないような細かな設定に基づいてストーリーが組まれていたり、とうてい解釈しきれない細かな仕種での表現がなされているそうだ。ミュージカル初心者にはかなり厳しいですよ。
ある作品を別の媒体に焼きなおす場合、原作の雰囲気を損なわないことも大事だけど、原作を知らない人にも楽しめるぐらいまで洗練させることも必要ではないだろうかねぇ。原作に忠実にあろうとするあまりに情報を詰め込みすぎて複雑になるのはダメダメだと感じましたよ。
理解できない私が吠えても仕方ないですが、シンプルさも大事なんです。万人に理解できるハリウッドとアニメは偉大です。私の場合、それしか理解できないんですがね。NHK 大河ドラマの複雑な人物関係も理解できません。ダメダメです、すいません。
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