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蕎麦食べて帰る。

撮りだめていたテレビを次から次へとこなしていく。大捜査線の２つ目を見てみたがやはりおもしろさがちっとも分からない。

何故だろうかと悩んでみたら、この映画に刑事ドラマを期待していたのが間違いだったと気づいた。この映画は刑事ドラマなんかじゃない。警察を舞台にしたホームドラマなんだ。ホームドラマでありがちな、家では親にいびられ、学校では先生にいびられ、だけども頑張って見返します、みたいなんの警察版なんだ。学園物の主題が成績をあげることや大学に合格することではないのと同じで、踊る大捜査線の主眼は犯人逮捕にはなかったんだ。

だからこそ、少しずつ犯人に迫っていく緊迫感なんてなくても問題ないわけだ。犯人が単に愉快犯でした、あー、そうでしたか、で許されてしまうわけだ。私なんか、署内のごたごたはいいから早く犯人に迫っていってくれよ、って苛々しながら見てましたよ。全く的外れだったわけだ。

勘違いの元を辿れば、フジテレビが放送前の紹介で「複雑に絡み合う３つの事件」なんて言ってたのが原因だ。視聴者をミスリードしたくなければそんな紹介するんじゃねー・・・。