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dish 松屋の新

松屋で新作豚めし大(380円)を試す。化学調味料の味が強くなったような。うげ…。微妙。貴重な節約源だったのに。

think 総選挙に思う

自民圧勝。郵政一本に絞って分かりやすかったからだそうだ。作戦の勝利といってしまえばその通りだが、有権者、特に無党派層は複雑な複数の政策よりも、単純明快な一つの政策と命懸けの姿勢を選んでしまったことになる。無党派層はその時々の流れを見て投票先を決めている、と言えば聞こえはいいが、イメージ戦略に乗せられやすい馬鹿ばっかり、と言ってしまえばそれまでだ。(参考)小泉自民寄りくっきり 20代のココロ

ただ、考えてもみれば、イメージ戦略はそこら中に溢れている。薬局で風邪を買うとき、薬中に入っている成分を検討する人なんてほとんどいないだろう。CMで見たことがある製薬に安心感を抱いて購入するのが常だ。世の中に1種類しかない商品だったり性能の差が歴然としていたりすれば、消費者は自信を持って商品を選ぶことができる。だが、どの商品も似たり寄ったりだと、価格やイメージだけで選ぶしかなくなる。たとえば、テレビは、今や、どこのメーカのものでも確実にきれいに写る。となると、値段とインチと、あとはなんとなくここのメーカーは良さそう、といった安心感で商品を選ぶことになる。だからこそ、マーケティング戦略が大事なのだ。

話を戻すと、今回の選挙では、票を入れたくなるようなイメージを打ち出した小泉自民のマーケティング戦略が一人勝ちしたわけだ。イメージ戦略がいいとは思わない。政策の争点なんて置いてきぼりになってしまう。ただ、自分の体調を左右する風邪薬や毎日使う電化製品すらイメージで購入してしまうのが消費者である以上、遠い世界の政治をなんとなくのイメージで決定してしまうのは、もはや避けようがないことなのかもしれない。

しかし、民主にも勝ち目はある。本当に魅力的に思える政策を打ち出せばいい。それだけだ。変な外資系のマーケティング会社にイメージ戦略でお金をつぎ込むより、本業で努力してほしい。また IT 業界でのたとえで申し訳ないが、MP3 プレイヤーで一人勝ちしている iPod は、機能・デザイン・価格のどれを見ても業界 No.1 である。価値がある商品は、アーリーアダプタによって受け入れられ、確実に市場に浸透していく。民主党に告ぐ。決してイメージ戦略でマジョリティーの心を掴もうとしてはいけない。市場に浸透していけば、自ずとイメージはよくなるはずだ。それが正攻法だ。正攻法で選挙を戦ってほしい。そして、正攻法が評価されるような普及モデルが日本の有権者に広まってほしいと切に願う。

P.S. 普及モデルとしてマーケティングと同じ仕組みを考えてみた。アーリーアダプタによって正しく政治が論じられ、それがマジョリティーに広まっていく。そんな仕組みがほしい。Blog がその役割を担ってくると面白いかも。あとは、CamCam あたりで「エビちゃんは岡田よ」と言えば、ニキータが「艶ピカ小泉」と言ったり。あー、これは違うな。いずれにせよ組織票と変わらないようにも感じる。難しい。

think 補足

私は民主党の支持者というわけではないけど、一人勝ち状態が危険すぎると思うのです。拮抗している状態が一番面白いし、発展するはず。民主には善戦してほしかったし、巨人には星野さんが行って強くしてほしかった。単なるバランス感覚。それだけです。

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