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temple 故宮堪能

故宮まずはタクシーで天安門広場まで。すっげー広い。50万人も動員できるらしい。広さに驚きつつ、故宮博物院へ。明・清時代の皇帝が住んでいた場所。ここにきて初めて日本人観光客を大勢みる。さすがに北京で一番の目玉ポイントなだけはあるが、逆にそれ以外のところでは中国人ばっかり。観光するにはいいことです。周りが日本人ばっかりだと萎えますからね。

南北にまっすぐ突き抜けるだけでも大変。次々と門やら三大殿が現れて目を楽しませてくれる。階段などは基本的に大理石。豪華絢爛。それぞれに見るポイントが違ったりするのだが、どれもが大規模。大きい。あとで調べてびっくりしたのだけど、紫禁城は京都御苑と同じぐらいの広さ。建物が密集して、けれども広さを感じさせてくれる不思議な空間でした。

故宮の中は北京オリンピックに向けて(?)工事中。多くの建物が新しくなっていっています。修復工事はショベルカーなどは使わず、石畳を手作業で新しくしたり、屋根を葺き替えたり、全て手作業。建築されたときと同じ手法で新しくなっていっているのでしょうか。風化した様子が感じ取れなくなるのは悲しいことですが、新しくなるのも必要なことでしょうか。写真では手作業で台車を押している作業員さんが見て取れると思います(拡大推奨)。


alien 珍宝館

珍宝館故宮の中の珍宝館へ。こっちもすげー。人があまりいなくて、写真上のような光景を独り占めできちゃうのです。

珍宝館1〜7ぐらいまで建物に分かれて展示してあるのだけど、それぞれの部屋がなんとかかんとか展の目玉として展示されていてもおかしくない作り。特に、写真下の象牙のとっくりにびっくり。細かい彫刻はもとより、鎖までも象牙でできております。一本の象牙から作らないと鎖は繋がらないはず。もしも鎖が切れてしまったら最初からやり直しなんだろうな。他にも、水晶の鎖があったり、宝石の原石は見飽きるぐらい見てしまったり、贅沢な美術館。

急ぎ足でまわってもまわりきれないです。じっくり見ようと思ったら、どれだけ時間がかかるやら。京都の美術館を10分で見終わる勢いで見て回っても2時間は掛かってしまう。むぅぅぅ。懐が深い!


dish 北京ダック

北京ダック北京ダックで有名な「全聚徳」というお店へ。店内では北京ダックをファーストフード風に楽しめるらしい。それでも、現地のお客さんも沢山で本物の北京ダックなのは間違いなし。

1人70元(900円ほど)とやや高めながら、本格的な北京ダック。台湾で食べたのと同じく、脂っこい印象。それでも、北京ダックのスープが激ウマ。鳥岩楼鳥彌三ぐらいのレベルの高さを感じ取りました。


tired 庶民の市場は恐るべし

東郊市場という庶民が通う市場へ行ってみる。日用品の数々が青空の下で売られている。やや不衛生な感じはするが、それでも品物の種類だけを見ると東京のどのお店よりも豊富に思える。業務用にも使えそうな鍋や冷蔵庫やシンクがあって、明日からでも料理店を始められそう。

値段も格安で、例えば自転車が2,000円ぐらいで売ってたりする。しかも、ここからさらに値切れるらしい。次に北京に来るときは自転車を買って散策するのも楽しいかもしれない。

青空市場

圧巻は食料市場。野菜が1束1元(12円)ぐらいで売られていて、日本の価格はなんなんだ、と思ってしまう。お肉も裸で売られているけど、安さは魅力的。500g10円ぐらいで買えてしまうなんて信じられない。

dish 羊肉しゃぶしゃぶ

羊肉16時頃、暇になったので「東来順飯庄」という羊肉しゃぶしゃぶで有名なお店に行く。後先は考えず、食べたいものを食べる。これ、鉄則。

たらふく食べてお腹いっぱい。やや臭みはあったものの満喫いたしました。


dish 老舎茶館

お腹はいっぱいだったけど、老舎茶館というお店に目をつける。京劇や雑伎を見ながらお茶が飲めるお店。席代はステージに近いほど高いのだけど、後ろの方の80元(約1,000円)のお席を確保。下調べしていなかったのだけど着いた途端にステージが始まってかなり運がよかった。

京劇や声帯模写、手品、ジャグリング、演奏などを堪能し、最後には変面と呼ばれるおもしろいパフォーマンスまで見られた。これだけ色々な演目を見られて、お茶と茶菓子まで戴いて1,000円は安すぎる。

老舎茶館

日本でもこういう雑種パフォーマンスの劇場を作れないだろうか。歌舞伎・能・落語など、優れた日本古来のパフォーマンスはあるものの、見に行くにはそれぞれを単体でないと楽しめないのは敷居が高すぎる。さすがに毎日プロを雇ってやるには資金難になりそうだけど、例えば大学のサークルの連中を巻き込んでやってみるのはどうだろうか。大学にはざっと見ただけでも、手品部・能楽部・落研・アカペラサークル・軽音なんかがあって、それぞれがそれぞれにがんばっているけど、こういった人間に毎日パフォーマンスをやってもらう場があっても面白いだろう。そうやっているうちに、大学生の中からセミプロのような人間が現れてきて、大学サークルの技術向上にも繋がるだろう。大学の人間なら無料や格安ギャラでも雇えるだろうし、ステージはどこぞのカフェでも使ったら何とかなりそうだ。チャージ千円ぐらいで、いつ行っても演芸が楽しめるカフェなんて斬新ではなかろうか。観光客に日本の演芸を齧ってもらういいチャンスにもなるだろうし。そういえば京都で似たようなコンセプトのカフェがあったけど潰れてしまったなぁ・・・江戸裁判所とかいうの。あぁ、じゃあ、やはり採算ベースに乗せるのは難しいのかな。誰かチャレンジしてくれないかなぁ・・・。

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