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珍しく難波に来た。どれくらい珍しいかといえば、まともに歩くのが２年ぶり、というぐらい。

なんばパークスから空を眺める。雲がとてもきれい。この空は、今日、この時間、この場所からしか見られない空。

大切に思ってカメラで撮る。大切に思いすぎたせいで手ぶれしてしまったけれど、ぶれはビルを抽象的なものにしてくれた。

目の中の景色がそうであったように、ビルが誰のものでどこにあるかなんてことはどうでもいいこと。ただ、その日の空がきれいだったこと、ビルの稜線もそれを後押ししていたこと、それさえ表現できればよかったのだ。それ以上であっても、それ以下であってもだめだったのだ。

なんばパークスのCafe La Milleというカフェでお茶。マーブルシフォン(500円)はちょっと高かったけど普通においしい。

中にいると気づかなかったのだけど、１階から見上げると、曲線のきれいさに驚く。スペースを有効利用するために、四角い直線的な建築が大半を占めるのは仕方ないのだが、こうやってまざまざと曲線の美しさを見せつけられると、ついつい見入ってしまう。

そして、この形状が機能性を損なっていないところがもっとすごい。いや、むしろ、見て回りやすかったぐらいだ。すばらしい、すばらしい。

一度はこういう写真撮ってみたくなるよね。クリスマスツリーのボールに映った自分。

今年は、青色LEDの普及年らしく、やたら青い電飾が目につく。でも、青いクリスマスツリーってどうなのよ？

難波のお店は全然知らないので せらちゃん に電話で尋ねてみる。教えてもらったお店は残念ながら満席だったのだけど、そのすぐ近くの 旬平 というお店がよさそうだったので入ってみる。

値段は安いし、旬のお魚はあるし、でかなり当たり。カウンターでじっくりとその日のネタを見ながら食べるのが楽しい。