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スピリッツに巻頭カラーまでいただいて「村上かつら」の新作「純粋あげ工場」がスタート。集中連載ということらしいので、４話ぐらいで終わってしまうのか、30話ぐらいまであるのか不明。

思えば最初にこの人の漫画を読んだのが1997年にスピリッツに４回読みきりで掲載された「天使の噛み傷」という漫画。こんときは自分もまだ高校生。大学を舞台にした話に憧れを覚えた記憶がある。しかも、話の最後がすごい素敵で、読み終えてすっきりりしたんだよな。

この人の漫画はキャラクターの心理や行動に説得力があって、実際にいそうだし共感できてしまう。ここまで人間味のあるキャラクターを作り出す漫画家も少ないように思う。自分と感じ方が似ているだけなのかもしれないけど、それでもよくここまで表現できるな。

京都の同志社田辺キャンパスを舞台にした長期連載の「サユリ１号」は、ファンにはうれしい初の長期連載だったけど、最後のほうがフラフラになった感は拭えない。というわけで、満を持しての集中連載。今作も１回目から主人公の女の子の心にはなかなか惹かれるものがあった。今後に期待！

お仕事の関係で領収証を整理。萬三本店の社長の名前が「岸本万三」という名前で笑ってしまった。木屋町に萬三酒場がオープンし、あ゛ちょぼの後に「萬三ハーツ」なるバーもできるようで、順調な酒萬有限会社でありました。

敵地では弱すぎ。次の優勝は15年後ぐらいかしら。