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movie CHICAGO

CHICAGO と聞いて、Windows 95 の開発コード? と思ってしまった自分が情けない。今日取り上げたい CHICAGO とは、開発コード名でもフォントの名前でもない、映画の名前。

ミュージカルをもとにしているだけあって、非常に楽しい。この映画を見るときに一番重要なのは映画館の新しさでしょう。ぜひ、音響設備がいい映画館で聞きましょう。そうじゃないと、価値が半減しちゃうと思う。

今までのミュージカル映画では、ストーリーの中で突然歌い始めて、心理描写や人物描写のような唄を歌って、それが終わったら何事もなかったかのようにまたストーリーが始まるというパターンだった。これだと、なんか気持ち悪い。なんで歌っていたかの説明がないし、歌とストーリーが同じセットで行われる分、どっちかが安っぽく見えてしまう。

けど、この映画では次のようにして、その重大問題を克服している。なんと、ストーリーと音楽を同時進行させるのだ。最初と最後を除いて、歌を歌う人物が登場するのは主人公の空想の中だけであり、現実世界と空想が絡まりながら話が進んでいく。歌の最中に現実世界の話が進んでいるときには誰も歌っていないし、それでも歌は鳴っているのだ。この構成のおかげで、歌が終わった後の妙な間延び感もなかったし、従来のミュージカル映画が気持ち悪い人にも向いているかもしれない。

DVD が出たら入手したいな。仕事中に BGM にするだけで楽しくなりそう。

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