mixi の セドナコミュニティーで評判がよかった L'Auberge de Sedonaのレストランにて朝ごはん。川のせせらぎと小鳥のさえずりがサラウンドで聞こえてくる。ぼーっとしてるだけで癒される素敵な空間だ。
具を3品選べるオムレツ($12.00)を注文してみた。具は、ベーコンとドライトマトとスイスチーズを選択してみた。見た目はすっげーアメリカンだけど、これがかなりいける。ベーコンは肉厚プラスこんがりだし、トマトはどっさり、チーズはほんのり。卵は分厚くてやわらかい。
副菜の皮付きポテトもおいしかったが、一番感動したのがバター。お手製なのかなんなのかはよくわからないが、バターは牛乳からできてるんだよ、と知らしめさせてくれるコクがある。それでいて、チーズのような甘さもあり、全然脂っこくない。バターだけ食べてもおいしいぐらい!
普段はバター控えめにしか塗らないのだけれど、たったちっちゃなトーストに大きなバターを半分以上塗りたくってしまった。だって、うまいんだもん。
現地ガイドの方に、半日ガイドしてもらう。まずは、ベルロックという岩山に登る。平地なので、ちょっと登っただけで絶景にめぐり合える。たまらん。
こんな光景が地球上にあるのか。いや、あることは写真で見たことある気がするけど、伝え聞いたものと、それが目の前に広がることとはこうも違うものなのか。
灼熱の日差しと乾燥と空気の薄さ(セドナは標高1500m!)にやられつつも、目前の光景にただ驚くばかりだった。
次はエアポートメサという岩山に登る。ちょっと登っただけで360度の絶景。美しすぎる。
最後に一番人気のレッドロック・クロッシング。缶コーヒーのCMに出てきそうな光景なのである。靴を脱いで川に入ったら、赤土がぬるっとしていて、漫画のようにツルツルツルっと滑っていってしまった。
脳裏に浮かんだのは肩から下げていたカメラとカバンに入っていたノートパソコンの総額。自分の体よりカメラとカバンの方が大事だ。なんとか体勢を保つことができて、写真もPCも無事だった。テンション急降下の危機はなんとか乗り越えた。
美しい光景よりも、1人でファイト一発してしまったことのほうが印象的ってどうよ。
夕方からはピンクジープツアーに参加。岩山の中をジープで分け入って登っていく名物ツアー。運転手さん兼ガイドさんの解説(英語=ちんぷんかんぷん)に耳を傾けつつ、夕焼け赤く染まった岩肌を目で楽しみ、と夕方の涼しい風を体全体で感じた。
がたがた道を楽しんだものの、体に力が入ってだんだんヘトヘトになってきた。飽きが来ないように、帰り道に山場の45度ぐらいの傾斜が待っていたのだけど半笑いで対応。隣の恰幅のいいおばちゃんなんて、笑いもせずに固まってたよ。
軽く体力のいるアトラクションってところだ。
晩御飯は有名な「COWBOY CLUB」にて。Appetizer sampler ($16.95)(写真左) はサボテンのから揚げやバッファローの串焼きとガラガラヘビの串揚げなどからなるゲテモノ系の前菜。意外とおいしかったのだけど、いかんせん量が多い。
絶品だったのが肉!($22.95) アメリカ牛。輸入禁止の煽りで日本じゃ食べれない肉だよねー、などと思いながら食べたのだけど、食べてみてびっくり。味もこみで日本じゃ食べられない。
日本だと脂身の質が味の決め手になるけど、この肉に脂身は一切なかった。それなのに柔らかい。猛烈に柔らかい。脂身がないのに柔らかい。柔らかい、いいすぎやけど、それぐらい衝撃。肉の価値観が変わった。赤身ってこんなにおいしかったのね。
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