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先週末のナンパな集いで知り合った人とご飯。西新宿の Regalo へ。落ち着いた雰囲気でごはんはそこそこうまいくてお手頃。お酒は普通。２杯ずつ飲んでぐるなびの１割引き使って 5,500円。

西欧的な捉え方は前提を実世界から抽出して１つの論理体系にしようとする。数学でいえば公理だし、ニュートン力学も相対性理論もまずは前提を定義するところから始まる。そういった西欧的考え方は芸術にも及び、音楽はコンサートホールに、絵画は美術館に、演劇は劇場にあることが当たり前となっている。元々は人間の生活の中で育まれていたはずの芸術から、音楽を、絵を、演劇を抽出し、それぞれ別々に飾り立てているのだ。

日本はどうかというと、例えば祇園祭では服飾も絵画も音楽も全てが１つの祭という大衆型劇場の中に収まっている。神のためには手を尽くし、全てを行おうとするのだ。幅広いジャンルの芸術が生活に密着していないと、このような形にはならなかっただろう。分野ごとに抽出しようとはしなかった結果がこれなのではないか。

ごった煮だから抽出されていない、というのは理由としては少し弱い気し、日本にも抽出されて単独で成立している芸術は幾つもあるのだけれど、論理的分析をしなかった日本人の国民性が日本の芸術に与えた影響は大きいのではないかな。

そこから脱線して、西欧対日本の構図は明治期の日本から抜け出してないよね、というお話に。古来の日本的な考え方と西欧の論理的思考の折り合いの付け方は開国から150年たっても解決できていないわけか。